小説むすび | 億万長者と籠の小鳥

億万長者と籠の小鳥

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自動車事故に遭い、病院で目覚めたエイプリルは愕然とした。自分の名前も、過去もまったく思い出せない。見舞いに訪れた黒髪のハンサムな男性ーセスのことも。胸がこんなにどきどきするのはなぜ?彼は…私の恋人?だが、セスは有名ホテルチェーンの経営者で、初対面だと告げた。彼の弟がエイプリルの同乗者で、事故で命を落としたのだが、直前にホテルの一つを譲る契約を結んでいたらしい。入院中、ずっと彼女の体調を気遣い、優しく接してくれるセスにエイプリルは日々癒やされていった。まさか彼がホテルを取り戻すため、自分を誘惑しよう企んでいるとは夢にも思わず…。

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