小説むすび | 天国から届いた贈り物

天国から届いた贈り物

天国から届いた贈り物

億万長者と歩む未来は、
すでに破れた夢なのに……。

最愛の兄の訃報に打ちのめされたカミラは、
悲嘆にくれていたある日、思いがけない人物の訪問を受けた。
ノア・グラントーー巻き毛の黒髪と青い瞳を持つ億万長者。
3年前、カミラはもうこれ以上愛する人を亡くしたくなかったから、
命がけの仕事に就くノアに別れを告げたのだった。
赴任先でカミラの兄と行動をともにしていたノアは、
今わの際の兄から妹への贈り物を預かっており、それを渡しに来たという。
ノアの子供を密かに産んで育てているカミラの心はかき乱された。
彼の胸に飛び込んで息子の存在を伝えたいけれど、そんなことはできない。
あの至福のときは過ぎ去り、愛は終わりを迎えたのだから。

『孤高の石油王の花嫁』で読者から大好評の愛なき契約結婚ものを描いたサラ・オーウィグ。彼女が今回お届けするのは、涙なくしては読めないシークレットベビーの物語です。ヒロインの亡き兄の遺志が無事に果たされることを願わずにはいられない感動作です。

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