小説むすび | 十八歳のあの日は遠く

十八歳のあの日は遠く

十八歳のあの日は遠く

あの日、心に刻まれた傷が、
今もなお私をさいなむ……。

仕事から一時離れて故郷に戻ったシシィは、
宿命の人、ローガンと9年ぶりに顔をあわせた。
彼の家は、シシィの家の隣に屋敷を構える富豪一族。
かつて自分の弟と18歳のシシィが恋仲にあると疑ったローガンは、
弟に身分違いの結婚をさせないためにシシィを誘惑し、
身も心も奪ったあとであっさり捨てたのだった。
当時の失意と悲しみがよみがえり、シシィは声すら出せないまま、
あの日と変わらぬ魅力をたたえたローガンの瞳に
欲望の影がよぎるのを見て、心のなかでつぶやいた。
彼は知る由もないのねーーあれから私が、彼の子を産み落としたことを。

巨匠ダイアナ・パーマーとともにHQディザイアを草創期から支える大ベテラン作家の珠玉作。再会の衝撃に、かつてローガンが仕掛けた恋の罠があまりにも深かったことを痛感するシシィ。ローガンが知らない彼女の“秘密”は、子どもの誕生だけではなく……。

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