小説むすび | 仰せのままにキスを

仰せのままにキスを

仰せのままにキスを

23歳のモリーはまだ男性経験がないが、2週間前の仮面パーティで夢のようなキスをしてくれた男性こそ、運命の人と確信した。顔はわからないながらも、相手の指輪から、彼が誰かは見当がついた。そこでモリーは、相手の弟であるジュリアンを訪ねる。ジュリアンとは兄妹も同然に育ったので気恥ずかしいけれど、意を決して恋の相談をすると、彼は思いがけない提案をした。1カ月間、ジュリアンとモリーが恋人同士のふりをすれば、兄の嫉妬心をかき立て、振り向かせることができるというのだ。だがモリーは知る由もなかったー目の前のジュリアンこそ、あの夜、魅惑のキスで彼女の心を奪った“運命の人”とは!

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