小説むすび | 愛を禁じられたオフィス

愛を禁じられたオフィス

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アイヴィが大企業の社長パクストンの秘書になって1年半。初めて会った日から、魅力的なボスに密かに憧れてきたけれど、じつは彼女の母方の一族とパクストンの一族はかつての敵同士だった。母方の素性を隠し、この恋は実らぬものと半ば諦めていたある日、舞踏会後にパクストンに誘われるまま、情熱の一夜をともにしてしまう。だが、翌朝ベッドに彼の姿はなく、アイヴィはひどく傷ついた。やがて妊娠まで発覚し、ボスの出張中に理由も告げず退職願を提出した。ああ、また一つ大きな秘密ができてしまったなんて…。独り切なく産婦人科へ通うアイヴィが妊婦用の薬を受け取っていたとき、強い視線を感じて顔を上げると、なんとパクストンと目が合った!

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