小説むすび | 情熱のとりこ

情熱のとりこ

情熱のとりこ

秘書のジェンマは取引相手のギリシア大富豪レオンに会ったとたん、その端麗で官能的な姿に、ひと目で心をかき乱された。噂によれば、世界でも指折りの名家の出で、利己的なプレイボーイらしい。「条件も約束もなしだ。終わりがきたら友好的に別れよう。それまでぼくは、きみだけの男になる。考えておいてくれ」レオンからそう囁かれ、口づけされたジェンマは、抗うべきだと頭ではわかっているのに、されるがままになってしまった。2カ月後、ジェンマは気分のすぐれない日が続き、妊娠に気づくーどうしよう!結婚嫌いのレオンには、こんなこと言えない。ましてや、いつのまにか彼を本気で愛してしまったなんて…。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP