小説むすび | 愛を忘れた氷の女王

愛を忘れた氷の女王

愛を忘れた氷の女王

病室のベッドの上で、シンシアは奇跡的に意識を取り戻した。
億万長者と婚約中の、誰もが羨む幸運な女性ーー
それが私だと言われても、何も思い出せない。頭の中は真っ白だ。
婚約者のウィルに優しく呼びかけられた瞬間、体はたちまち熱く反応した。
でも……彼が私を見るたび眉をひそめるのは、なぜ?

事故で記憶を失った婚約者シンシアを見舞うウィルの心は、千々に乱れた。
彼女に浮気の証拠を突きつけ、婚約解消を宣言したのは、事故直前のこと。
だが、シンシアの驚くべきこの突然の変化を……どう解釈すべきなのだ?
類いまれなる美貌とプライドの高さから“氷の女王”の異名をとる彼女が、
まさか別人のようにーー快活で優しい女性に変わってしまうとは。

予測不能指数MAX! 億万長者とその美しき婚約者がたどる、数奇な運命の行方は? 本作で鮮烈なデビューを果たし、一躍スター作家となった鬼才アンドレア・ローレンスの、スリリングな記憶喪失ロマンス。リン・グレアムがお好きな方に特におすすめします。

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