純愛の城
ルイーズは祖父母の遺灰を埋葬するため、シチリアを訪れた。
10年前、18歳だった彼女はこの地で忘れ得ぬ過ちを冒したーー
1400年続く公爵家の若き当主、シーザー・ファルコネリと。
二人は愛し合っていると信じ、ルイーズは彼に純潔を捧げたが、
翌朝、司祭から当主を誘惑したと断罪され、村を追われたのだった。
彼からの連絡はなく、だからルイーズもその後のことは伝えていない。
もう二度と会うことはないと思っていたのに、まさか、
遺灰の埋葬に彼の許可をもらわないといけないなんて……。
10年ぶりに会うシーザーは、鋭い眼差しと言葉で彼女を凍りつかせた。
「ぼくたちの息子も、連れてきているのかい?」
大スター作家ペニー・ジョーダンは、ミステリアスな大人の男性に翻弄されるヒロイン像が多くの読者の共感を呼びました。『純愛の城』は、2011年に亡くなった作家の遺作。深く繊細な心理描写で描く、シークレットベビー・ロマンスです。
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私を冷たく見捨てた公爵に、 この子を奪われたくないーー ルイーズは祖父母の遺灰を埋葬するため、シチリアを訪れた。 10年前、18歳だった彼女はこの地で忘れえぬ過ちをおかしたーー 1400年続く公爵家の若き当主、シーザー・ファルコナリと。 二人は愛し合っていると信じ、ルイーズは彼に純潔を捧げたが、 翌朝、当主を誘惑したと周囲から断罪され、村を追われたのだった。 彼からの連絡はなく、だからルイーズもその後のことは伝えていない。 もう二度と会うことはないと思っていたのに、まさか、 遺灰の埋葬に彼の許可をもらわないといけないなんて……。 10年ぶりに会うシーザーは、鋭いまなざしと言葉で彼女を凍りつかせた! 「ぼくたちの息子も、連れてきているのか?」 《特選ペニー・ジョーダン》より、ドラマティックなシークレットベビー物語をお贈りします。作者が生涯最後に描いた本作は、ロマンス小説家として駆け抜けた30余年の集大成とも言える傑作です。 2024/05/31 発売