小説むすび | 伯爵は誇り高き鷹

伯爵は誇り高き鷹

伯爵は誇り高き鷹

18歳の誕生日、アマンダは伯爵チェーザレから求婚された。それは親友同士である二人の母親が望んだことだったのだが、傲慢で情け容赦なく、誇り高い鷹のような伯爵が恐ろしくて、アマンダはプロポーズを断り、そのまま故郷を離れた。5年後、彼女は伯爵の弟ピエロと偶然の再会を果たす。優しく穏やかなピエロに伴われ、久しぶりに帰郷した彼女は、冷たい怒りをたたえたチェーザレの瞳に迎えられた。そして、アマンダは思い知らされることになる。チェーザレが、彼女の拒絶を許していなかったことを。そして、強引な求婚の第二幕が、今まさに切って落とされたことを。

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