小説むすび | ハイランダーの秘密の跡継ぎ

ハイランダーの秘密の跡継ぎ

ハイランダーの秘密の跡継ぎ

フィオナは凶暴な父から逃れるべく、遠くを目指して家出した。道中、湖で沐浴していると背後から声をかけられ、振り返った瞬間、相手を見て驚愕するー1年前まで相思相愛だったブランドン!よりにもよって、ここが彼の領地だったなんて…。かつて二人は双方の父親に交際を反対され、逢い引きを重ねたが、不幸にも氏族間で争いが起き、秘密の恋は終わったのだった。フィオナのせいで氏族に犠牲が出たと考えるブランドンは今、瞳に怒りの炎を燃やしてこちらを鋭く見据えている。そのとき、フィオナが地面に置いておいた布包みから赤ん坊の声が響き、彼女は告げた。「ブランドン、あなたの息子を紹介するわ」

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP