小説むすび | 午前二時からのシンデレラ

午前二時からのシンデレラ

午前二時からのシンデレラ

お腹の子のために夢を捨てられるの?
愛する人と永遠に結ばれるという夢を。

「これでパーティは終了。今から僕ときみはただの男と女だ」
時間は午前2時。ミアは顧客の大富豪ザンダーにそう囁かれ、
思わず身を震わせた。4カ月前に彼の誕生日パーティの企画と、
ケータリングを請け負ったときから、二人の間には熱い緊張が
張り詰めていた。だが、ミアは彼の誘惑をことごとくはねつけた。
父親を知らず、身持ちの悪い母に翻弄されてきた彼女にとって、
恋愛は毒。仕事こそが人生の拠り所だったから。でも、もう限界。
たった一夜だけ、情熱の渦に身を任せてもいいでしょう?
7週間後、ミアは妊娠していた。ザンダーからの愛なき求婚を
一度は拒むが、直後に流産しかけ、彼の援助が必要になって……。


『天使に捧ぐ秘密の夜曲』で衝撃の日本デビューを飾った、話題のルーシー・キング。今作も、思いがけない妊娠から始まるせつないロマンスを描きます。安静のため、ヒーローの邸宅で2週間だけ同居することになったヒロインは、彼の家族の秘密を知り……。

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