小説むすび | 冬は恋の使者

冬は恋の使者

冬は恋の使者

年上ドクターに会えてうれしい。
なのに、素直になれないのはなぜ?

アラミンタは休暇中、崖下の浜辺で怪我をした少女に出会った。
けれども自分だけでは少女を抱きかかえて町まで戻れない。
するとヨットに乗った長身の男性が現れ、町まで送り届けてくれたが、
名前も告げずに立ち去ってしまった。お礼も言えないまま……。
アラミンタは看護師長としての忙しい日々に戻り、
ささやかで平凡な人生がこの先もずっと続いていくかに思えたーー
夜、彼女の住むフラットに、あの男性が訪ねてくるまでは!
クリスピン・ファン・シーベルトと名乗ったオランダ人の彼は、
人づてに彼女の住所を聞いてやってきたらしい。
訪問の理由を尋ねると、彼は言った。「君にもう一度会いたかったんだ」

永久不滅の銘作をそろえる《ベティ・ニールズ・コレクション》。玄関扉を開けたら、ずっとまぶたの裏に焼きついて離れなかった魅力的な年上ヒーローの顔が。思わず胸を高鳴らせてしまうヒロインですが、心とは裏腹になぜかそっけない態度をとってしまい……。

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