小説むすび | ひざまずいたプレイボーイ

ひざまずいたプレイボーイ

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インテリアデザイナーのエバに、大きな仕事が舞いこんだ。大企業の副社長マルコス・リオネデスの住むペントハウスの改装だ。噂によれば、彼は興味を抱いた女性を熱心に追いかけるけれど、いったんものにして冷めてしまうと、とたんに残酷になるという。それは単なる噂ではなく、エバの従妹がそんな仕打ちを受けたばかりだ。だからエバは顔合わせの約束を二度までキャンセルし、従妹に代わって、傲慢な大富豪にせめてもの仕返しをした。ところがあるパーティで、エバはマルコスの興味を引いてしまい、自己紹介された際、「エバ」とだけ名乗ってクールにあしらった。ほどなく正体がばれ、彼のオフィスに呼び出されるとは思いもせずに!

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