小説むすび | 仇敵には愛という名の毒を

仇敵には愛という名の毒を

仇敵には愛という名の毒を

仇敵との結婚は、家族を救うため?
いいえ、心に嘘はつけない。

リンナはギリシア富豪アサン・アカキオスに依頼され、
彼の別荘で結婚式の料理を担当することになった。
じつはリンナはアカキオス父子を憎んでいた。彼女の父親を
辱め、破滅させたからだ。それでも料理は彼女の人生そのもの。
拒む理由はなかった。ところが式の直前、アサンは花嫁を彼の父に
奪われてしまう。リンナはそのとき初めて、この結婚が契約結婚で、
以前から父子が反目し合っていたと知った。そしてアサンから、
驚くべき提案を告げられた。「代わりにきみが花嫁になればいい」
彼女の家族の汚名をそそぎ、借金も肩代わりするからといって。
私が悪魔の花嫁に? なぜかリンナの胸は密かにときめいて……。

幼いころは家族ぐるみの付き合いもあったヒーローとヒロイン。互いに抱いていた淡い恋心も、いつしか運命の荒波に翻弄され、思わぬ展開に。2023年に日本デビューを果たしたロレイン・ホール。愛らしいヒロイン像と圧倒的筆力で要注目の作家です!

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