小説むすび | 禁じられた恋人

禁じられた恋人

禁じられた恋人

「新しい恋人は、君が莫大な遺産を受け継ぐのを知っているのか?」ああ、まただわ。彼が財産目当てと疑っているのね。名だたるプレイボーイとして有名な、年の離れた義兄ニック。サラの幼い日の憧れはいつしか恋に、恋はいつしか叶わぬ夢になった。なぜなら彼は、サラの亡き父親から託された後見人だから。いつまでも子ども扱いしかしてくれない彼は、サラが連れてくるボーイフレンドの誰も彼もが気に入らない。仕方ないわーニックと比べたら、どんな男性も色褪せてしまうもの。24歳になったサラは一大決心をした。彼の気持ちを確かめたい。ニック、大人の女性になったわたしのこと、どう思っているの…?

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