小説むすび | 裏切られた夏

裏切られた夏

裏切られた夏

オリンピアは病気の母を救うため、ギリシアの富豪である祖父を訪ねた。母はかつてイギリス人男性と駆け落ちしてオリンピアを産み、そのため、激怒した祖父から縁を切られていた。10年前、17歳のオリンピアは意外にも祖父からギリシアに招待された。孫娘を青年実業家ニック・コザキスと結婚させようとのもくろみだった。ニックはすばらしい男性で、オリンピアはひと目で夢中になったが、彼の親友とのあらぬ関係を言いたてられ、縁談はあえなく壊れた。オリンピアの彼への愛は、以来、行き場を失ったまま…。いまだに怒りのおさまらない祖父は、オリンピアに言い渡した。「わしの許しを得たいなら、ニックと結婚することだ」

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