小説むすび | 七年目のアイラブユー

七年目のアイラブユー

七年目のアイラブユー

望むことすら許されなかった、貴方との未来。7年後の悲劇が、
止まってしまった二人の時を、ふたたび動かしはじめる……。

父の介護に明け暮れるタリアは、突然の訃報に驚いた。かつて将来を誓い合っ
たボウイの父親が何者かの凶弾に倒れたという。7年前、スコットランドの血を
引く黒髪の恋人ボウイにプロポーズされ、タリアは幸せだった。だが時を同じ
くして父がアルツハイマーを発症していることが判明。タリアはこれからの介
護の日々を思い、理由は告げぬまま断ったのだった。ボウイは町を去り、二人
の仲は終わった。だが父親の死の謎を解くためにボウイが帰郷した今、愛する
男性に別れを告げて以来止まっていたタリアの時間は、再び時を刻み始め……。

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