小説むすび | 遠い日の炎

遠い日の炎

遠い日の炎

12歳のとき、マーリンは父を亡くし、大富豪スタンホープ一族に引き取られた。15歳のとき、その子息ブレイズにキスをされて、愛し合うようになった。そして17歳のとき、彼への想いは無残に打ち砕かれたのだ。ブレイズのいとこに、泥棒の濡れ衣を着せられたうえに、マーリンと関係があったと嘘をつかれ、それがブレイズの逆鱗に触れた。ただの一言も信じてくれず、執拗に苛まれる苦痛に耐えかねて、マーリンは彼から逃げ出した。身ごもっているとブレイズに告げられないまま…。

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