小説むすび | 花嫁になれる日

花嫁になれる日

花嫁になれる日

二人が結婚しなければ、牧場を競売にかけるーー
そうお互いのおじに遺言を残された、ジリアンとセオドア。
幼いころから知っているセオドアを慕ってはいたけれど、
ジリアンには彼との結婚を素直に喜べない事情があった。
彼女には、暴行されかけた過去があったのだ。しかも二度も。
一度目は15歳のときに。次は16歳のときに。
そのときのトラウマのせいで、どうしても男性を恐れてしまう。
しかも、犯人のひとりが出所し、過去を吹聴し始めたせいで、
セオドアにも白い目で見られている気がして……。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP