小説むすび | 愛の序曲

愛の序曲

愛の序曲

12歳のときライザは両親を亡くし、弟と二人で伯母に育てられた。だがその伯母も喪い、ライザは大学を諦めて身を粉にして働くが、弟はいつのまにか悪い仲間に入って、悪事に手を染めてしまう。そんな矢先に知り合った、完璧な美貌を持つ魅惑のブラッドリー。稀代の大富豪は、ライザに驚くべき提案をする。弟の借金を肩代わりする代わりに、今すぐ入籍してほしいと。奇妙に思いながら承知したライザだったが、すぐに理由を知った。結婚しなければ、莫大な財産を相続できないのだ。そればかりか彼は断言した。「もちろん、君に愛はない」

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