小説むすび | いわれなき罰

いわれなき罰

いわれなき罰

ナターシャは幸せの絶頂から奈落の底に突き落とされた。結婚式を控えたある日、婚約者の浮気現場にでくわしたのだ。しかもあろうことか、相手は自分の妹…。パニックに陥って、その場を逃げだした彼女を追ってきたのは、ギリシア人大富豪レオ・クリスタキスー婚約者の義兄だった。ところがレオは、ナターシャに同情したわけではなかった。義弟と共謀して金を横領した娼婦だとののしったあげく、うろたえる彼女を驚愕させるようなことを言いだした。全額返済するまで、愛人として君を拘束するーと。

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