小説むすび | 妻の役割

妻の役割

妻の役割

5年前、ステファニーは弟の危機を救うため、
富も権力もあわせ持つ大富豪ドミニクと愛のない結婚をした。
だが、冷徹な彼は妻を都合のいい愛玩人形として見ているだけ。
抱かれたら感じてしまう自分が許せず、いまは夫と別居している
彼女のもとに、ある日、ドミニクから電話がかかってきた。
“きみが条件さえのめば、正式に離婚してもいい”というのだ。
応じたステファニーは、仲睦まじい夫婦を演じることになるが、
夫と出かけた場で、若い娘がドミニクに恋していると気づき、
頬をこわばらせてしまう。彼との間に愛などないはずなのに……。

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