小説むすび | マリッジ・ゲーム

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人けのない岬で、キラはらしからぬふるまいをした。
見知らぬ男マットと、出会って数時間でキスしてしまったのだ。
無理やりだったとはいえ、キラには婚約者がいるというのに、
ハンサムな彼に我を忘れかけた。だがあやういところで身を離し、
自分には婚約者がいることを告げ、その場を立ち去ったのだ。
2カ月後、キラは軽率なふるまいを後悔することになる。
父から紹介された大実業家が、あのマットだったから……。
しかも父の会社の借金の肩代わりをする見返りに、
欲望に濡れた目で結婚をーーキラの体で代償を求めてきたのだ。

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