小説むすび | 白い冬の旋律

白い冬の旋律

白い冬の旋律

雪舞うその日、ピッパは車が故障して困っていたところを、
ロスコーという、彫りの深い、精悍な容貌の実業家に助けられる。
ピッパの美しさに惹かれたと臆面もなく言うロスコーは、
“窮地にいる弟を誘惑してほしい”という奇妙な依頼をする。
強引な彼に戸惑いながらも、ピッパは拒めない。なぜなら
ピッパこそロスコーに惹かれ、気持ちを抑えられなかったから。
だがピッパには、一方的に恋人に裏切られた過去があった。
いまも心が癒えないピッパにとって、その傷のせいで、
ロスコーへの愛を認めることがどうしてもできない……。

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