小説むすび | 初めましてアレン様

初めましてアレン様

初めましてアレン様

大学を休学中のアンジーは独り立ちの必要性に迫られていた。そんな折、あるお屋敷でメイドを探していると聞き、なんとか面接してもらえないかと知人を通じて頼みこんだ。噂では、屋敷の主マーク・アレンはとても気難しい人物らしい。若い女学生ではとても信用を得られないだろうと考え、アンジーは一計を案じた。地味な服に身を包み、髪を引っ詰め、眼鏡をかけて、貫禄ある年配女性に変装したのだ。自信満々で乗りこんだアンジーだったが、結果は予想外だった。知的で気品漂うアレン様に、ひと目で恋してしまったのだ!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP