小説むすび | ノーザン・ライツ

ノーザン・ライツ

ノーザン・ライツ

カナダ、マニトバ州北部の一軒だけの村。母親と従妹と暮らす14歳のノアが、地図製作者の父親が持ち帰った短波ラジオで最初に聞いたのは、親友ペリーが割れた氷から一輪車ごと湖に落ちたという報せだった。死んだペリーの両親の村で次の夏も過ごすと決めたノア、村には先住民クリーの人びと、罠猟師、宣教師、そして行方不明の父親までが…。物語は後半、大都会トロントの映画館“ノーザン・ライツ”に舞台を移し、そこでノアと家族は思いもかけぬ出会いを経験する。著者デビュー作。全米図書賞候補作。

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