詩人たちの運命
あなたの知らない日本漢詩の世界が見えてくる!
日本の古典和歌の世界は『万葉集』や『古今集』以下の歌集によって広く知られているが、日本漢詩の世界、ことに古代・中世のそれについてはほとんど一般には知られていない。だが、実はその時代は漢詩が重んじられ詠み継がれていたのだった。天皇・貴族・僧侶・武士といったそれぞれの階層に在った、苦悩する孤独な漢詩人たちの運命とその作品を物語る、日本漢詩に関心のある方にお勧めの一冊。『詩人たちの歳月ー漢詩エッセイー』の続篇、いまここに!
梅花飛乱ー説きがたり平城天皇ー
西府伏魔ー大江匡房と詩人たちー
乱世悲哀ー藤原忠通・頼長・信西ー
禅僧流謫(るたく)-雪村友梅断章ー
碩学(せきがく)孤高ー新井白石ー
あとがきー本書を手にされた方へー