ヒカルセカイ
不幸の女神候補・ミレットは、神様になるために「不幸な人間に近づきさらに不幸にして殺す」という試練が与えられた。人間界に降り立ちターゲットに選んだのは、ガールズ・プログレバンドで活動する女子高生・彩乃。両親を亡くし日常も不幸なアクシデントばかりなのにおおらかな性格の彼女は、ミレットとの同居をすんなりOKし、ふたりの新たな生活が始まった。彩乃の高校にも転校!?し、バンドメンバーとも交流を深めるミレットは、いつしかこの日常が続くように、そして彩乃の幸福を望むようになるのだが…。一迅社文庫アイリス少女小説大賞応募作品を、大幅に加筆修正。期待の新鋭の百合ノベルデビュー作品。