小説むすび | 横溝正史少年小説コレクション2 迷宮の扉

横溝正史少年小説コレクション2 迷宮の扉

横溝正史少年小説コレクション2 迷宮の扉

出版社

柏書房

発売日

2021年7月26日 発売

没後40年、いまなお読者を魅了してやまない横溝正史の少年探偵物語を全7冊で贈るシリーズ第2弾に当たる本書には、おなじみの名探偵・金田一耕助が登場する3長篇と短篇2作を収録。
 シャム双生児として生まれてきた兄弟をめぐる一族の愛憎劇と遺産相続争いが引き起こす連続殺人を描く表題作、ダイヤの入った黄金の小箱を狙って暗躍する仮面の怪人に金田一と少年が立ち向かう『仮面城』、奇術師姿の怪老人の予告通りに起きる児童連続消失事件の謎に少年探偵たちが挑む『金色の魔術師』--いずれも活劇的展開とミステリとしての意外性が横溢した傑作長篇3作に、短篇「灯台島の怪」「黄金の花びら」を収録。大人向けミステリの金田一耕助のイメージとはまたひと味違う存在感が魅力的な一冊。
 今回も初刊時のテキストを使用、従来版でなされていた改変をオリジナルに復すとともに、刊行時の雰囲気を伝える挿絵を多数収録して完全復刻!
仮面城
金色の魔術師
迷宮の扉
灯台島の怪
黄金の花びら

巻末資料
『仮面城』(1952年版)まえがき
『金色の魔術師』(1952年版)まえがき
「横溝正史のジュヴナイルと金田一耕助」 山村正夫

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