小説むすび | 八月の梅

八月の梅

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東京・小平のとある女子大学で英語講師をするバーバラ。母とも慕っていた同僚・中本美智子の急逝にショックを受ける。彼女に遺された形見は、小さなたんす。そこにはたくさんの自家製梅酒の瓶と、木彫りのきつねが収められていた。形見の謎と中本先生の思いをたどるうち、バーバラは人々の哀しい過去と、原爆の影を知ることとなる…。かつて津田塾大学で教鞭を執ったアメリカ人作家が描く、戦後日本の風景。

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