夏
明日はどこへ僕を連れて行ってくれるの?「チャリティ(慈悲)」と名付けられた、複雑な出自をもつ若い娘のひと夏の恋ーアメリカ北東部ニューイングランド地方、閉塞的な寂れた村を舞台に、人びとの孤独と夢を描くウォートン中期の名作。
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夏夏
イギリス南部ブライトンに暮らす少女サシャは、環境破壊や貧困問題に憤概しながら、問題行動を繰り返す弟ロバートに日々手を焼いている。サシャはある日、母の形見の丸い石を東部サフォークに住む元の持ち主に返す旅の途中というアートと、一緒にブログを書いているシャーロットに出会った。二人は姉弟の母グレースと意気投合し、ロバートはシャーロットに一目ぼれ。家族三人はアートたちの旅に同行することになった。一方、石の元の持ち主で百歳を超える老人ダニエルは、ベッドで夢を見ている。戦時中、ドイツ系ユダヤ人として敵性外国人と見なされ収容所に入れられた記憶、そしてフランスで行方を絶った妹のことーEU離脱による分断を描くことから始まった四部作の、パンデミック下で書かれた最終巻。 2022/06/30 発売