小説むすび | ケント家物語(1)

ケント家物語(1)

ケント家物語(1)

フランスの片田舎に育ったフィリップは、母から自分がイギリスの公爵の私生児だと知らされる。財産相続の証拠となる手紙を携え危篤の父に会いにイギリスに渡るが、正妻と嫡男に命を狙われ、ロンドンに逃げる。印刷屋で世話になるうちにフランクリンを知り、印刷、出版の啓蒙的役割に惹かれ、新大陸で身を立てる決意をする。ボストンの印刷屋は独立運動家達のアジトで、次第に彼等と深い関わりを持つことになる。ケントでの運命的な恋の行方は?ボストンで出会った新しい時代を生きる女性とは?貴族生活への夢とアメリカの民主運動の間で揺れる心の葛藤は?さまざまな歴史上の人物がフィリップと交わり数々の逸話が語られていく…。フランス〜イギリス〜アメリカを舞台に繰り広げられる大河ロマンの第一弾。

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