涙
「ストラスブールの誓い」に立ち会った年代記作者ニタール、見知らぬ女の顔を探し求め彷徨するアルトニッド。反復する誕生、鏡像のような双子。カロリング朝を舞台に、史実と虚構を断章形式で織り交ぜ、フランス語の起源に肉薄する謎めいた小説。ヨーロッパの揺籃期を見据え、土地に宿る言葉と記憶を行き交い、ありのままの涙を湛えた、アンドレ・ジッド文学賞受賞作。
「ストラスブールの誓い」に立ち会った年代記作者ニタール、見知らぬ女の顔を探し求め彷徨するアルトニッド。反復する誕生、鏡像のような双子。カロリング朝を舞台に、史実と虚構を断章形式で織り交ぜ、フランス語の起源に肉薄する謎めいた小説。ヨーロッパの揺籃期を見据え、土地に宿る言葉と記憶を行き交い、ありのままの涙を湛えた、アンドレ・ジッド文学賞受賞作。