小説むすび | 環

きわめてウリポ的な、樹形図文学。一つの樹木がその枝を伸ばすかのように、数々の枝に分かれた幼少期のエピソード群。物語・挿入・分岐と、ウリポメンバーならではの凝った構成からなる、「記憶の破壊」を試みた、規格外の自伝的フィクション。写真家だった妻の早逝の空虚を埋めるべく書かれた大作“ロンドンの大火”シリーズの一冊であり、著者の代表作!

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