小説むすび | 龍のすむ家(第5章 〔上〕)

龍のすむ家(第5章 〔上〕)

龍のすむ家(第5章 〔上〕)

ウェイワード・クレッセントにデービットが帰ってきた。龍のオーマ、そしてシロクマのオーマをも宿したフェインーグラントとして甦ったのだ。デービットは龍グウィランの逆位した炎の涙=邪悪な力をもつ闇の炎を北へ運ぶ使命を負っていた。再会の喜びもつかの間、親しい人々がこの世から去る…。魔女グウィラナから闇の炎を閉じ込めた黒曜石を取り戻したデービットは、炎の力を無害化するために、ソフィーの特別な龍・グレースが流した無垢な涙と溶け合わせ、中和させることを思い付く。だが、実験は失敗。黒曜石から飛び出た闇の炎が、龍の子供を身篭るリズの中に入ってしまって…。

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