刺青強奪人(下)
タトゥー展覧会のポスターをながめていたマーニーは、“現代最高の10人”として取り上げられたアーティストの作品のなかに、被害者のタトゥーが含まれていることに気づく。犯人はこの“10人”の作品を収集しているのではないかー。マーニーの推理を聞いたフランシスは上司の反対を押し切って記者会見を開き、タトゥー愛好家たちに警戒を呼び掛ける。その直後、再び事件が発生するが、第三者が現場付近を通りかかったおかげで被害者の命は助かった。犯人は逃走したものの、フランシスはついに有力な手がかりを手に入れた。
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刺青強奪人(上)刺青強奪人(上)
イギリス南部のリゾート都市ブライトンで、男性の惨殺死体が発見される。身元不明の死体の背中には、えぐられたような大きな傷があった。検死の結果、まだ生きているあいだに皮膚を剥がされた痕と判明する。捜査指揮官に任命された若き警部補フランシス・サリヴァンは、被害者の全身を覆っていたタトゥーを手がかりに捜査を開始する。第一発見者で、タトゥー・パーラーの経営者マーニー・マリンズの協力を得て、被害者がタトゥー愛好家であることが判明するも、犯人につながる手がかりは掴めなかった。早くも捜査が行き詰まったかと思われたとき、第二の死体が発見される。やはり全身にタトゥーを入れていた男性の頭部だけが切断され、持ち去られていた…。国際犯罪小説祭「ブラッディ・スコットランド」の勝者が贈るサイコスリラー、日本上陸! 2019/07/31 発売