生贄第二皇女の困惑 敵国に人質として嫁いだら不思議と大歓迎されています(1)
淑女教育の敗北とまで言われた出来損ないの姫君、クレア。
いつ死んでもおかしくないと覚悟して敵国に嫁いだら、あら大変!
なぜか大歓迎ムード&まさかの王太子妃という好待遇。
それもそのはず、彼女は「生ける知識の人」として待ち焦がれていたのである。
祖国では不用品扱いだった彼女は、内政改革に乗り出し、
まずは紙作りに着手。しかしそれをよく思わぬ人もいて……
切り抜けるための策として自ら毒を呷ろうとするクレアだったがーー
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フェイトナム帝国の出来損ない姫君、クレア。敗戦国からの生贄としてバラトニア王国へ嫁ぐも、「生ける知識の人」として歓待を受ける。ようやく自分の居場所を見つけた彼女は王国を豊かにするため、これまで蓄えてきた知識を惜しみなく活用。属国としての枷がなくなった王国はそのおかげでみるみる発展を遂げていく。一方、それをよく思わないフェイトナム皇帝は刺客を送るも、暗殺は失敗に終わる。そして無事結婚式を終えたアグリアとクレアは新婚旅行を計画する。1か月間隣国を巡るだけのはずだったが、彼らが王国を離れるのは皇帝にとってもまたとない暗殺の機会でもありーー 2021/11/16 発売