暗殺者は不死の魔女を殺したい
不老不死の体をもつ魔女ララニカ。彼女は一人、森の奥で暮らしていた。そんな生活を続け数百年たったある日のこと、ララニカは森で死にかけの少年を拾う。少年には帰る場所がないようで、「ノクス」と名付け、しばらく面倒を見ることに。そうして始まった二人の生活。ノクスは自分を救ってくれたララニカに恋心を抱くようになるが、不死ゆえに置いていかれる悲しみを知るララニカは気持ちを受け取ろうとはしない。それでも諦められないノクスは悩んだ末に一つの答えを出す。それはー「俺がララニカを殺してみせるから、俺と結婚して」というもので…?驚きつつも方法はないと説得するララニカ。しかし、ノクスは殺す方法を求めて森の外へ出ていってしまう。数年後、ララニカのもとに帰ってきたノクスは血と死の匂いを纏う暗殺者へとなっていてー?