小説むすび | ナイト・ウ-マン

ナイト・ウ-マン

ナイト・ウ-マン

トランス状態で小説を書く大学教授ランドル・エリオットは、いまや話題の作家。次期ピューリツァー賞候補との呼び声も高い。しかし、本人すら知らないことだが、彼の著作はどれも妻メアリが書いたものだった。メアリは四児の母で専業主婦。影の作家に撤して二十数年、精神障害を持つ夫にかわって家族の暮らしを支えてきたものの、自分の名前で堂々と本を発表したいという思いはつのるばかり。そんなある日、ランドルが事故死。メアリに転機が訪れる。そして、ランドルに心酔する年下の学者ポールとの恋。すべてが順調に運ぶかに思えたが…。『愛がこわれるとき』の作者ナンシー・プライスが、ひとりの主婦の苦悩と自立を描いたサスペンス長篇。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP