三人の女
アナ-主人のために仕えることが生きがいの昔気質の奉公人。憧れのレーントマン夫人にも一生懸命尽くすのだが…。メランクサ-上品で美人の混血の黒人娘。青年医師ジェフとの恋に、ひたむきに向かっていくメランクサだったが…。レーナ-おとなしくてなにもかもまわりの言いなりになるドイツ娘。感情もなく、結婚して子供を生んで、それから…。20世紀の巨匠ガートルード・スタイン、感動の処女作!超独特な文体、微妙な心理描写-読むほどに目と耳と、そして心が吸いこまれていくスタインの世界。時代を超えて今、すべての女性たちに贈ります。
関連小説
韓国で4万部のベストセラー。 1920年代から50年代にかけての朝鮮独立運動・共産主義運動を女たちの視点から、女性作家が描き出す骨太の長編歴史小説を格調高い翻訳でお送りします。 植民地下の朝鮮で青春をともにした三人の女たち、許貞淑(ホ・ジョンスク)、朱世竹(チュ・セジュク)、高明子(コ・ミョンジャ)と、彼女たちの周辺の、朴憲永(パク・ホニョン)や呂運亨(ヨ・ウニョン)、金日成(キム・イルソン)など歴史に名を残した男たちがいきいきと描かれます。 戦時下のソウル、粛清の嵐吹き荒れる平壌、そして愛する娘が暮らすモスクワーー朝鮮共産主義運動史と生涯をともにし、それぞれの終着駅にたどり着いた三人の女たちの物語。 優れた文学作品にして東アジア近現代史、そしてフェミニズムの新たな必読書です。 佐藤優(作家・元外務省主任分析官)解説。 ソ連から持ち込まれた一枚の白黒写真。夏の日差しを受け、小川に足をひたしながらおしゃべりする三人の女ーー植民地朝鮮の「新女性」許貞淑、朱世竹、高明子は、共産主義運動に人生をかけ、世界をまたにかけて激動の時代を生ききった。 朝鮮共産主義運動史に埋もれた驚異の女性たちを女性作家があざやかによみがえらせた骨太の歴史小説! 主な登場人物 日本の読者の皆さんへ プロローグ 1991年ソウル 第1章 夫婦になって無産者階級の解放に生涯を捧げることを誓いますか …1920年 上海 第2章 手芸の時間にトルストイを読んでいました …1924年 京城 第3章 清料理店の共産党、新婚部屋の青年同盟 …1925年 京城 第4章 死の陰鬱な谷を越えるとき …1927年 京城 第5章 ついに革命の心臓に到着する …1928年 モスクワ 第6章 資本主義世界の終焉は遠くない …1929年 京城 第7章 一緒に暮らすしかない状況だった …1932年 上海、モスクワ 第8章 行くとて悲しむな、私の愛する韓半島よ …1935年 京城 第9章 ここがあなた方の終着駅だ …1936年 モスクワ、クズロルダ 10章 日本の兄弟たちよ、君の上官に銃口を向けよ …1938年 武漢、延安 上巻年表 2023/08/15 発売
韓国で4万部のベストセラー。 1920年代から50年代にかけての朝鮮独立運動・共産主義運動を女たちの視点から、女性作家が描き出す骨太の長編歴史小説を格調高い翻訳でお送りします。 植民地下の朝鮮で青春をともにした三人の女たち、許貞淑(ホ・ジョンスク)、朱世竹(チュ・セジュク)、高明子(コ・ミョンジャ)と、彼女たちの周辺の、朴憲永(パク・ホニョン)や呂運亨(ヨ・ウニョン)、金日成(キム・イルソン)など歴史に名を残した男たちがいきいきと描かれます。 戦時下のソウル、粛清の嵐吹き荒れる平壌、そして愛する娘が暮らすモスクワーー朝鮮共産主義運動史と生涯をともにし、それぞれの終着駅にたどり着いた三人の女たちの物語。 優れた文学作品にして東アジア近現代史、そしてフェミニズムの新たな必読書です。 佐藤優(作家・元外務省主任分析官)解説。 許貞淑が八路軍の政治指導員として太行山へと行軍していた1939年、親友の朱世竹はカザフスタン・クズロルダの流刑地で命をつないでいた。いっぽう転向書を書かされ、京城で静かに暮らしていた高明子のもとにある日、親日雑誌『東洋之光』の社長が訪れ……。 近現代史とフェミニズムの新たな必読書、女性作家による韓国ベストセラー歴史小説完結編。 主な登場人物 第11章 一幕の長い白昼夢 …1939年 京城 第12章 身体が土に埋められたら魂は夕焼けに埋められるのか …1942年 太行山 第13章 あなたのお父さんは朝鮮の革命家なのよ …1945年 ソウル、平壌、クズロルダ 第14章 狐の穴か、虎の穴か …1948年 平壌、ソウル 第15章 あの骸骨の中に一時トルストイやガンジーが入っていたというのか …1950年 ソウル、平壌、クズロルダ 第16章 僕が死んでも、その死が語るだろう …1952年 平壌、モスクワ 第17章 我々は結局、アメリカを発見できなかったコロンブスだった …1956年 平壌 エピローグ 1991年平壌 作者あとがき 解説 翻訳者あとがき 下巻年表 2023/08/15 発売