1941年に刊行されたルーパート・ペニー最後の長編”Sealed Room Murder”を初邦訳! 屋敷内での密室殺人を緻密な検証によって解き明かす、ビール主任警部最後の事件。
傍若無人な探偵・四里川陣に命じられて、助手の四ッ谷礼子は雪山に建つホテルへ殺人事件の調査に赴く。彼女を待ち受けていたのは、密室から消えた死体の謎だった。カードキーでロックされ、しかも衆人環視下に置かれた密室状況は、なぜつくられたのか?遊び心あふれる論理の背後に、周到に張り巡らされた伏線の数々。『大きな森の小さな密室』の著者が贈る、会心の本格ミステリ。 2014/01/22 発売