人間の愚かさや醜さを典雅なユーモアで包み込み、怒りを笑いに昇華させるオースティン。初期の作品群、中期の『高慢と偏見』、後期の『エマ』を取りあげ、それぞれの作品における笑いの性質とその変化を明らかにする。