回転草
楽しくてばかばかしくて切実な絶望で、今にも破裂しそう。
読んでる私も破裂しそう。せーのでいっしょに破裂したい!
ーー藤野可織
「たべるのがおそい」で衝撃的な話題を呼んだ「回転草」、冬休みに母と妹とともに亡き祖父の湖畔の家で過ごした恐怖の日々を描いた「夜」、キリンになったミカを解体する描写からはじまる「彼女をバスタブにいれて燃やす」、記録的な吹雪の夜に現れたユキとの氷の生活を綴った「海に流れる雪の音」をはじめとする、愛と狂気と笑いと優しさと残酷さとが混在した10の物語。
「回転草」
「破壊神」
「生きものアレルギー」
「文鳥」
「わたしたちがチャンピオンだったころ」
「夜」
「ヴァンパイアとして私たちによく知られているミカだが」
「彼女をバスタブにいれて燃やす」
「海に流れる雪の音」
「よりよい生活」