小説むすび | 著者 : 大前粟生

「ピン芸人には夢がない」…のか？『おもろい以外いらんねん』の大前粟生が描く、ピン芸人小説！

“チワワテロ”発生！一体なにが起きてるの？全肯定インフルエンサーと謎を追う！炎上時代の本音に迫るリアルタイムストーリー。

幽霊になった窓子と高校生の彩姫。最凶コンビが悪しき男たちに天誅を下していくがー世にも奇妙で愛おしい、怒りの幽霊ヒーロー小説！「文藝」掲載時、快哉の声が溢れた中篇「窓子」に続編「私と窓子は覚えている」を書き下ろし収録！

想いを告げたら、あやめさんはこう言った。「私、ポリアモリーなんだけど、それでもいい？」ポリアモリーとは、複数の人とオープンな恋愛関係を持つこと。あやめさんのことは丸ごと受け入れたい。だけど…対等でありたいともがき、傷つけませんようにと願う。“恋がしづらい”私たちのための、１００％の恋愛小説。

「ただ短い文、しかし広い文」-絢爛たる“短文”アンソロジー。

“男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手な大学２年生の七森。こわがらせず、侵害せず、誰かと繋がりたいのに。ジェンダー文学の新星！鋭敏な感性光る小説４篇。ぬいぐるみと話すサークル“ぬいサー”の、生きにくく、どうしても鈍くはなれない若者たちの物語。

「たべるのがおそい」で衝撃的な話題を呼んだ「回転草」、冬休みに母と妹とともに亡き祖父の湖畔の家で過ごした恐怖の日々を描いた「夜」、キリンになったミカを解体する描写からはじまる「彼女をバスタブにいれて燃やす」、記録的な吹雪の夜に現れたユキとの氷の生活を綴った「海に流れる雪の音」をはじめとする、愛と狂気と笑いと優しさと残酷さとが混在した１０の物語。