小説むすび | 【POD】フクシマへの帰郷

【POD】フクシマへの帰郷

【POD】フクシマへの帰郷

広島・長崎に次ぐ三度目の原子力災害「フクシマ」と日本人はどう向き合うのかーー知日家としても知られるスイス人作家アドルフ・ムシュクによる小説。ヘルマン・ヘッセ賞、ゲオルク・ビューヒナー賞をはじめとする数々の賞を受賞した作家が、福島で目の当たりにした被災地の様子と自らの考察をないまぜ書き上げた。



物語:2017年、日本にも造詣の深いドイツ人建築家・文筆家パウル・ノイハウスは旧友ケンの仲介で、東日本大震災・原発事故の被害を受けた村からの招待を受ける。福島復興の一環として「日本のもっとも美しい村」と呼ばれた村に芸術家村を築き、離散した住民を呼び戻したい、ついては助言をお願いしたいとの村長の言葉に、パウルは、ケンの妻・ミツの案内で、現状を視察することになるのだが……。

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