小説むすび | 【POD】父を待つロビーで

【POD】父を待つロビーで

【POD】父を待つロビーで

[商品について]

ー「何も知らず(安らかな死)を迎えるなんて……させませんよ」-

45歳を迎えた公認会計士の岩倉大はホテルのロビーで、ある男を待ち伏せていた。かつて、愛する男を健気に待ち続けていた母と、その胎内で静かに成長していた自分を捨てた、その男を。--復讐心に燃える息子と、償いの思いに駆られる父の緊迫の対面を描いた「死なないでください」。新天地に越してきた夫婦、そして彼らを取り巻く近隣住民たちとの不穏な日常を通して、人間の抱く悪意をリアルに綴った「うずくまらないでください」。家族とは、人間とは、生きるとは……。市井に生きる人々の苦悩を見つめた2編の小説を収録。



[目次]

死なないでください

うずくまらないでください

著者略歴



[担当からのコメント]

一見、平穏に見える人の生活も、その裏には様々な悪意や恨みが渦巻いていることがある、本作に収録された2編を読むと思わずそんなことを考えてしまいます。しかし、そういった物語を通してこそ、私たちは本当の愛や平穏を知るのかもしれません。ぜひ本作を読み、リアルな人間模様の目撃者となってみてください。



[著者略歴]

堀内まひる

1948年 長野県・松本市生まれ。長野市在住。

1996年 長野県カルチャーセンター。『文章を書く』講座で文章作法を学ぶ。

2006年 小説『バラ園』を自費出版。同書を2019年『夜明けのローズガーデン』と題名を変えて株式会社22世紀アートから電子書籍で出版。

『女の戦争・死なないでください』はオーディオブックで同社より出版

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP