ヘンリー・ジェイムズ短編選集
ヘンリー・ジェイムズ没後100周年記念。本邦初訳で短編四編を紹介。南北戦争を題材にした最後の未訳作品「ある年の物語」、ヨーロッパ社交界の洗礼を浴びる青年の姿を描いた「ユージーン・ピカリング」、ジェイムズ作品の中で異彩を放つ「べンヴォーリオ」、結婚と恋愛の逆説をあつかった「進むべき道」の四編を所収。
ある年の物語(一八六五)
ユージーン・ピカリング(一八七四)
ベンヴォーリオ(一八七五)
進むべき道(一八八四)
訳者あとがき
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難解な作家だと言われるヘンリー・ジェイムズだが、ここに収められた作品は、いずれもジェイムズが比較的若い頃に発表したものであり、物語を読む楽しさを再発見させてくれるものばかりである。あまり語られることのなかったジェイムズのストーリー・テラーとしての一面に触れることができる英米文学研究者必読の書。 オズボーンの復讐(一八六八) [李 春喜] ブリソー氏の恋人(一八七三) [李 春喜] ファーゴー教授(一八七四) [李 春喜] ローズ・アガサ(一八七八) [中村善雄] ロングスタッフ氏の結婚(一八七八) [村尾純子] 監訳者あとがき [李 春喜] 2012/10/01 発売