グラーキの黙示3
セヴァン・ヴァレーにわだかまる邪神カルトの物語の終着点!
ラムジー・キャンベル作品集『グラーキの黙示』第3巻
マッターホルン・プレスが、英国のセヴァン・ヴァレーに根を張るカルト教団の聖典を、『グラーキの黙示録』のタイトルで無許諾刊行してから、150年近くの歳月が流れた。
ブリチェスター大学のアーキビストであるレナード・フェアマンは、この伝説的な書物の“唯一現存する写本”を大学に収蔵するべく、英国北部の海岸沿いに位置するガルショウという町に赴くことになる。ちょっとした日帰りの旅のつもりだったが、そうはならなかった。求める『黙示録』の各巻は、この風変わりな町の別々の住人が所有しているというのである──
英国怪奇・幻想文学界の巨頭、ラムジー・キャンベルが16歳の頃に執筆した「湖の住人」に登場して以来、彼の作品世界の背景に見え隠れし続けた忌まわしき神話典籍、『グラーキの黙示録』。50年もの間、その全容を匿(かく)し続けてきたヴェールが、他ならぬラムジー・キャンベル自身によってついに剥ぎ取られた!
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クトゥルー神話ファン待望! 怪奇と幻想の豪華短編集 英国南西部、セヴァン・ヴァレーを覆う影ーーH・P・ラヴクラフトの死から四半世紀を経て、アーカムハウスより鮮烈なデビューを飾ったラムジー・キャンベルの、ラヴクラフトの影響の色濃い初期作品を中心に編まれた珠玉のクトゥルー神話作品集がついに邦訳。湖に棲みつく星界よりの怪物が告げる黙示の数々が、今ここに明かされる。全21編のうち、第1巻には「ハイ・ストリートの教会」「湖の住人」「ムーン・レンズ」など11編を収録。 【グラーキの黙示1 収録作品】 「ハイ・ストリートの教会 The Church in High Street」(1962) 「城の部屋 The Room in the Castle」 (1964) 「橋の恐怖 The Horror from the Bridge」(1964) 「昆虫族、シャッガイより来たる The Insects from Shaggai」 (1964) 「ヴェールを剝ぎ取るもの The Render of the Veils」(1964) 「湖の住人 The Inhabitant of the Lake」(1964) 「奏音領域 The Plain of Sound」 (1964) 「魔女の帰還 The Return of the Witch」(1964) 「ユゴスの坑(あな) The Mine on Yuggoth」 (1964) 「スタンリー・ブルックの遺志 The Will of Stanley Brooke」(1964) 「ムーン=レンズ The Moon-Lens」(1964) 2022/02/17 発売