出版社 : イースト・プレス
19世紀末、英国の町に隕石のようなものが落下した。 墜落現場では巨大な円筒状の物体と中から得体の知れない醜悪な生き物が現れた。 やがてそれは英国全土を巻きこんだ冷酷非道な侵略戦争へと広がってゆく……。 支配する者とされる者の関係を描き、SFのひとつの原型を創ったH.G.ウェルズの不朽の名作を漫画化。
家族を事故で亡くし、すべてを失いかけた槇人を救ったのは、憧れの従兄弟・慶一だった。慶一の言葉を信じ、その身を委ねる槇人。だが慶一の狙いは、花嫁だけが知ると言われる槇人の家…青海川家の隠し財産だった。しかしその存在を知らない槇人…慶一の目論見を聞かされても、幼い頃から想い続けている慶一を憎むことができず…。一方、痺れを切らした慶一の弟・英一は…。隠し財産に翻弄される運命の花嫁。
少女漫画雑誌の編集者、真田と最近売れ始めた俳優の直哉は大学時代からの親友同士、真田がゲイであることを告白しても二人の仲は変わらず、当時売れない劇団員だった直哉は、真田の部屋に同居させてもらっていたことさえも…。だが、真田の想いは違った。友情を超えた恋愛感情。直哉の体を奪いたい…欲望を遂げたい…八年以上もそんな辛い恋を続けてきていた。そんな折、直哉が恋人と別れて…。ギリギリ境界線ラブ。
宗教団体『光の家』からの依頼で、脅迫を受けている教祖の異腹弟、緒方の警護をすることになった幸嶋。警護を拒否し勝手な行動をとる緒方だったが、幸嶋にある秘密を握られ交換条件を求められてしまう。しかし犯人の行動は次第にエスカレートしていき、緒方は追いつめられ…彼のうちに抱えるものとは?…互いを曝け出したことにより、二人の関係は形を変えはじめる。そんな中、教団内部に不穏な動きが…。
頭に銃弾が撃ちこまれたフェリスという男の遺体が発見されたことがきっかけで、テンペは被害者の知人と名乗る男から、あるモノクロ写真を受け取ることになる。そこには、仰向けになった一体の遺骨が写っていた。写真の裏には、1963年10月という日付と、ぼやけた文字ー“H de 1H”とも読み取れる。テンペは、銃で亡くなった男性とその写真の関係を探りはじめるうち、写真は、1963年から1965年にかけて、イスラエルの考古学者ヤディンによって発掘調査された、一世紀にユダヤ人がローマ軍に抵抗して立てこもったマサダ遺跡の発掘調査と関係があることがわかった。しかし、その存在は長らくメディアに公表されることはなく、“存在しなかった”ことになっていた。フェリスの死だけに終わらず、写真の遺骨に関わった者たちに起こる奇妙な死。この遺骨はいったい何者のものなのか。
最愛の妻の不貞を目撃してしまったシャハリヤール王は、 女性への不信感が募り毎晩処女を求めては翌朝には殺してしまうようになる。 そんな王の惨行を止めるべく、シェハラザードは王に物語を語り始める……。 中世のアラビアでうまれ、18世紀以降ヨーロッパをはじめ各地でベストセラーとなった イスラム文学の最高傑作を漫画化。
無自覚トラブルメーカーの三枝は、ある晩、酔っ払いに絡まれていた女子大生を助けたのだが…お礼にと誘われたレストランで恋人の王とばったり。またもや大喧嘩に…。ところが、すべては王の元愛人、上海マフィアの姜が仕組んだ罠ー王に初めて男の味を教えた妖艶な美貌の持ち主…姜。何も知らない三枝は姜に攫われ、アヤシゲな性具で辱めを…。姜の狙いは一体…?年の差リスキーラバーズを襲う最凶の敵ー。
カリスマ書店員、礼人の野望は幼なじみの獣医、一真とラブな関係になること。対人関係がめっぽう不得手な一真の唯一の理解者、専属“通訳”として十年以上、片想いを絶賛続行中の礼人だったが、彼の仲介で里親となった仔猫をダシにこのところ急接近。ある日、風邪でぶっ倒れた礼人のSOSで駆けつけてくれた一真に、とうとう理性の鎧が外れて…。親友から恋人へ…そして嫁へ…!?桃色ステップアップ大作戦。
ルカナート13歳の初恋…『信じるならば君の心を』 シルヴィアナとライオスの恋…『何度でも』 ラシュ、シーリー、ヨーサム、三人の出会い…『さても楽しき』 コカゲとルカナート花祭りの夜…『だからひそやかに祈るよ』
派遣切りにあい職を求めて東京にきたが、現実は厳しく途方にくれる奈央。そんな時、高専時代の友人・山下と偶然再会。苦い思い出のある相手だが、しばらく世話になることに…。しかし、連れてこられたのは…公園。なんと山下はホームレスになっていた。「夢を忘れたのか」…テント生活に馴染んでいる山下に苛立ち、ついつい喧嘩ばかり。そうして奈央が頼ったのは…。家なき子たちのほろりんLOVE。
幻の父を捜すため、大西洋の島国アスレイノを訪れた翻訳家の翠。結ばれない相手とわかっていて父を愛し続けた母…手がかりは形見の金の指輪。母の旧友、ベールヴァルト侯爵の子息フェルナンが、そんな翠の世話役を買って出てくれた。運命的な出逢いを感じたと告げるフェルナンの誠実な瞳に、翠は抗いようもなく魅せられて…。だが、指輪の秘密に気づいた危険な男が翠に近づき…。甘く高貴な艶愛コンチェルト。
異世界の国、カガール帝国の若き皇帝・サジエルの元に嫁いだカナエ。「結婚は義務」と言い放つサジエルの心を動かそうと、カナエは孤軍奮闘し、やがてその努力は報われ二人の心は通じ合う。そしてようやく、愛のある新婚生活がはじまった。しかし間もなく国境付近に無法者たちが集結しはじめ、サジエルはその対策に追われるようになる。王宮の雰囲気もただならぬ様子。ひとり何も知らされず困惑するカナエに対し、サジエルの反応はなぜかよそよそしくてーオリジナル恋愛小説サイト「アエカナミ」大人気シリーズ、待望の第2巻。
もはや教育の現場から姿を消した「神話」。なぜ神話が存在し、人々は神を崇めるのか?古来より人々は歴史を神話に例えて語り継いできた。それを日本で初めて文字として書き記したのが文官・太安万侶である。有史以来、長い日本の歴史を紐解くべく、数世紀にわたる編纂を経て伝えられてきた日本最古の歴史書のひとつを漫画化。
旧正月に沸く上海。入院中の母のため情報機関のスパイとなった少年、暁春は大使館員の美森を肉の罠に嵌めろと命じられ、首尾よくホテルで一夜を共にすることができた…。暁春にとっては初めての夜。強引でありながら暁春を快楽の淵に堕とした男…美森。その正体が実はスパイを監視する公安の刑事だとも知らず、暁春は心ならずも惹かれてゆき…。任務と恋情の狭間…すれ違う心と身体。裏切りのダブルトラップ。
浪人生の正路が妖魔、司野の下僕となり、同居を始めてちょうど一年。再び受験の季節が訪れた。今年は司野の勧めで文系の大学も受けてみることにしたのだが…。入試前夜、眠れぬ正路を抱いて『気』を整えてくれたり、当日は必勝弁当を持たせてくれたり…と思いがけない司野の行為に正路の胸はじんわり。そうしてついに合格発表の日。正路の進路はいかに…!?待望のシリーズ最新刊!新たなる愛の一歩が。
キレ者として名高い監察官の等々力。彼の部下にと押しつけられたのは、見た目は完璧、超イケメンだが途方もないおばか…の池澤だった。躾のなっていない犬そのものの池澤に秘密を知られ襲われてしまう等々力。だが、次第に池澤の熱いハートにホダされて…。そんな中、ある事件が二人の関係に亀裂を…そして等々力の身に危険が!おばかわんこ池澤は等々力救出に間に合うのか?ハイテンション炸裂!LOVE。
高校生、馨の旦那様は、自分の通っている学校の保健室の先生。そして大財閥の三男。とびっきりのハンサムだけど常識はずれで、目的のためには手段を選ばない…というちょっぴり困った旦那様、貴継との極秘新婚生活は濃厚スイートー今日も、いきなりウェディングドレスに着替えさせられ記念撮影とか…。そんな馨が体育祭でリレーの選手に選ばれたことでまた一悶着。新妻高校生、過激な愛まみれの日々。
19世紀末、ロンドンで起こった怪事件。 弁護士のアタソンは、友人・ジキル博士の助手であるハイド氏が少女に暴力を振るう現場を目撃する。 街を践麗する凶悪犯の素顔とは? ジキルとハイドの関係を詮索するアタソンは不可解な謎に突き当たる…… 「あれは本当にハイド君だったのか?」 二重人格の代名詞として名高い傑作小説を漫画化。
19世紀のロンドン。 人間嫌いの老商人・スクルージは、非情で利己的な商売で隣人や商売仲間からも嫌われていた。 そんな彼のもとに、かつての相棒マーレイの亡霊が現れて……。 格差が広がる産業革命渦中、イギリスの社会的矛盾に挑み、人間の尊厳を描き続けた 文豪ディケンズのベストセラー「クリスマス・ブックス」の一編を漫画化。