出版社 : サンマ-ク出版
-時は2010年、巨大財閥蔵石グループ総帥蔵石政章は、ふとしたことから響樹渉・愛兄弟の超能力を目の当たりにする。彼らの血の秘密を手に入れ、その力をあやつれば、世界は我が掌中で踊るやもしれない。罠は仕掛けられた-。つかわされた刺客はルドルフ・南雲。ルドルフVS渉・愛のバトルの果てに、渉のすさまじいエネルギーが炸裂した。抑え切れない怒りの思念が妖獣ドラゴンを現出させ、暗雲をまとって荒れ狂い始めた。読み始めたら止まらない、スクリューコースター・ハイパーノベル。
核の恫喝を背景に、昭和大戦後の軍事再編成をもくろむ合衆国大統領マッカーサー。1948年、ついに米北太平洋艦隊は単冠日本連邦海軍基地に奇襲攻撃をかけた。乱れ飛ぶファントム、サンダーバード、ゴブリン。一方、連邦は遣外士艦隊でグアム急襲作戦を敢行する。太平洋の覇権を巡り、日米決戦の火ぶたが切って落とされた。合衆国の超重量級原爆搭載機B-30の影におびえるアジア連合はどう動くのか。CIA対明石機関・中華連邦情報局の諜報戦もきな臭さを増す。日本連邦に勝機はあるのか。大好評シリーズ、白熱の第4弾。
乱世の奸雄・曹操。南方の虎・孫堅。しかし、劉備はこの世にすでにいない。黄巾党の乱を平定する際に命を落とした劉備の名と志は、赤龍の血を引く少女、劉桃花に受け継がれた。その後、漢朝の御代は暗愚な帝・霊帝の崩御によって新たな混乱を招く。混乱に紛れ相国の座をつかんだ暴将・董卓は、策士・李儒の非情の献策を用い、洛陽を火の海とした。董卓の懐刀にして「人中の呂布、馬中の赤兎」と称えられる魔将・呂布が千里を駆ける赤兎馬を駆り、三国鼎立に向かう英雄の前に立ちはだかる。赤龍の血は英傑を引き寄せ、その色を濃くしてゆく-。
日本連邦連合艦隊は南洋に展開する枢軸国艦隊を叩くべく特別編制を組み、サイゴンへと移動を開始した。その総数は戦艦8、空母6、重巡9、軽巡15、駆逐艦56。史上最大最強の単一作戦用艦隊であった。その頃、満州では龍/虎部隊がソ連/モンゴル機械化騎兵軍相手にゲリラ戦を繰り広げていた。一方、ロンメルはある男から夢の啓示再現フィルムを見せられ、世界の歴史は思わぬ方向に進むことになる…。そしていよいよ、南シナ海を舞台に昭和大戦の雌雄を決する“天一号作戦”が開始された。
時は2世紀半…世界がいまだ伝説の帳に包まれていたころ。劉備は早春の残雪の中で、伏し倒れていた娘を助ける。娘の名は劉桃花。この出会いが歴史の流れを大きく変えることになる。炎のように漢朝を呑み込み始めた新興宗教黄巾党に対して、敢然と立ち上がった男たち-劉備、関羽、張飛、曹操。そしてもう一人、劉桃花。戦いは熾烈を極め、劉備は謎の道士の呪詛によって命を落とす。怒りに燃えた桃花は龍気を発散し、死して悪霊と化した黄巾党の首領張角を倒す。そして劉備として、兄の志を継ぐことを決意する。ここに赤龍の血を引く桃花の数奇な運命の幕があく-。
V号改作戦の初動作戦によって日本連邦軍は沿海州から樺太にかけてのソ連軍拠点を奪取。第二段階である轟二号作戦を発令し、満州でソ連軍と激突。2029年からの思念投射により開発された35式80ミリ噴進無反動砲、双発ガンシップ“撃虎”が敵戦車部隊を粉砕。ヨーロッパでは、ドイツ軍がドーヴァー海峡を制覇。マラッカ海峡でも英艦隊は枢軸国に完敗する。一方、明石機関は巧みに中国共産党に擦り寄り、華作戦を開始。その成就を受けて、遂にV号改作戦の最終段階が発動された。世界を震撼させることになるこの最高機密に包まれた作戦とは-。
1997年、ナイトホークスにより、三たび、日本は核の洗礼を受けた。ルーズベルトとのトップ会談のため急遽渡米した武沢総理は謎の事故死を遂げ、日米激突の幕は切って落とされた。タイムワープした山本五十六率いる大和以下帝国連合艦隊は、ソロモンの海で米機動部隊との闘いを制する。狂気に包まれつつある日本は、自衛隊のイージス艦・最新鋭戦闘機と共にハワイ進攻を開始した。米側も旧在日米軍のミサイル巡洋艦・最新鋭戦闘機を擁して迎え撃つ準備は整った。しかも、海底にはソ連に貸し出した米原子力潜水艦シーウルフが…。覇はどちらに。また日本の狂気の炎のゆくえは。
2029年の日本。新進気鋭のベンチャー企業が開発した仮想戦記コンピュータゲーム『鋼鉄の嵐』は発売と同時に驚異的なベストセラーとなった。このゲームはユーザー自身による歴史上の人物への思念投射によって歴史を改変し、“架空の歴史”に関与できることがウリであった。だが…。未解明の物理現象が人知の及びもつかぬ時間と空間のかなたで勃発していた。2029年のゲームユーザーたちによる思念投射は、過去の人物に“天啓”という形でアクセスし、野放図に過去の歴史を改変し始めたのである。これが戦慄すべき結果を招こうとは…。
“砂漠の狐”と恐れられたロンメルを将に、日独連合軍のイギリス本土侵攻が始まった。空でも陸でも敗北に次ぐ敗北で疲弊している英国軍にチャーチルの檄が飛ぶ。しかし-。頼みのアメリカの参戦はなく、栄光の大英帝国は壊滅する。ヒトラーは念願の全ヨーロッパをその掌中に収めるのだが…。ここから思わぬ展開がヒトラーを待ち受けていた。ロンメルと日本軍は何を考え、何を仕掛けたのか。シミュレーションの醍醐味を満喫できる驚天の完結編。
零戦・メッサーシュミット対スピットファイアの壮烈バトル。火の海と化す英航空基地、轟沈するプリンス・オブ・ウェールズ-。日独連合の“虹のヨーロッパ作戦”で英空軍は壊滅的打撃を受ける。一方、日本帝国軍はアジアでのイギリスの勢力を排除すべく、香港・シンガポールに侵攻する。そして遂に、日独連合軍のイギリス本土上陸作戦である“トナカイ作戦”が開始された。不敵な笑みを浮かべるヒトラー。苦悩するチャーチルに打つ手はあるのか。息もつかせぬテンポで描き切る第2弾。
ヨーロッパを席捲するナチス・ドイツのメッサー・シュミットがロンドンを急襲する。迎え撃つハリケーン。焦土と化すロンドン。撃沈されるドイツ戦艦ビスマルク-“バトル・オブ・ブリテン”の幕が切って落とされた。イギリスのしぶとい抵抗に業を煮やしたヒトラーは日本を巻き込み“虹のヨーロッパ作戦”を発動する。Mシュミット、零戦の波状攻撃に大英帝国の命運は尽きるのか。空前のスペクタル・シミュレーション。